GUCCI(グッチ)|乗馬からデザインの着想を得たイタリアの名門

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GUCCI(グッチ)

誰もがおそらく一度は耳にしたことのあるであろうイタリアの名門、GUCCI(グッチ)。

1921年にグッチオ・グッチがフィレンツェにレザーグッズを取り扱うファクトリーとショップをオープンしたのがこのブランドの起源となっています。

彼は品質保証をするために、デザイナーである自身の名前を入れて商品を販売。

自らの頭文字をイニシャルで入れた「ダブルG」のモノグラムは非常に有名ですが、このディテール(及びグッチ)によって「ブランド」という概念を生み出した世界初のブランドであります。

緑赤緑

「緑赤緑」という鞍の腹帯からインスパイアされた配色や、馬に付ける金具「ホースピット」など、「乗馬」から着想を得たディテールをデザインに落とし込み、大成功を収めてきたブランドです。

しかし1953年に創業者が亡くなった後、その孫マウリチオが莫大な遺産を相続することを見越して近づいた女性、パトリツィアによってブランドが憂き目に遭うことになっていきます。

家族の反対を押し切って結婚した二人ですが、経営力の長けなかったマウリチオと、同じく下手にブランドの経営に干渉しようとする彼女のおかげで売り上げは見る見る減少。グッチはアラブ資本に売られることになります。

パトリツィアの魂胆が見え始め、二人は別居するなど次第に疎遠となりますが、なんと最終的にマウリチオが暗殺されるという形で暗い結末を迎えます。

グッチ

そんなかなり物議を醸す血塗られた過去を持つブランドではありますが、現在はケリンググループの傘下にあるブランドとして活躍しております。

ブランドコンセプトは「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去の良いものを現代に反映させる商品作り」です。

GUCCIのウェア

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そんなグッチ、やはりどうしても小物のイメージが強いかと思いますが、勿論ウェアの展開もされています。

アイテムの型はベーシックな部分を外しませんが、色使いや柄はかなり大胆であったりします。

洋服の起源と言える英国の基本と言うものを大事にしながら、やはりどこかでイタリアらしい大胆さやギラつきが散りばめられています。

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上質なシルクの上にプリントされた花柄は、グッチを代表する定番柄の一つ「フローラ」です。

このルックを見て、「派手でない」と言うと嘘になりますが、柄一つ一つの大きさに変化を付けたり、ベースの色をダークトーンに落とす工夫などで、意外と不思議なまとまりを持っています。

ルック通りアイテムを着る必要はなく、当然トップスにシンプルなスラックスなどを合わせて見ても間違いなくカッコいいでしょう。

ブランドとして最大限振り切れた提案をしてくれる辺りには、ユーザーの可能性を切らない懐の深さを感じます。

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こちらのスリーピースのセットアップ、一見しただけでは分かりませんが、実はジャージ素材でできています。

取り扱うアイテムはベーシックでも、構築の手段に変化をつけるなど、そういったセンスは抜かりがありません。

先ほどのルックでは主張の強かったフローラも、このように狭い露出面積にサラりと差してあげることでかなりクールに決まります。

グッチの名作、ピットローファー

グッチ ホースピットローファー

そしてグッチといえばやはりこちらのアイテム、ホースピットローファーです。

アメリカの学生に人気だったペニーローファーをベースの型として使用し、卒業後に大人が履けるモデルとして『グッチ』のアイコン、ホースビットの装飾をくわえて華やかにブラッシュアップした名作です。

1970年代には欧州以上にアメリカで人気が爆発し、ハリウッドスターたちにも愛されるモデルとなりました。

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インソールがない構造で、軽くしなやかな履き心地であるという特徴は「ローファーを素足で、軽快に」というコンセプトに如実に表れており、

熟練の職人による高い技術の元に成立しているアイテムでもあります。

ベルベット、パイソン、スエード、パテントなどのレザーのほかプリントキャンバスなど、様々な素材で用意がありますので、年中気分となる一足が見つかること間違いなしです。

参照:http://rollingstonejapan.com/articles/detail/18601

ローファー

少しロールアップした色落ちデニムにこちらのローファーを合わせて、くるぶしを見せる。

鉄板ではありますが、セクシーで色褪せない素敵なボトムのスタイリングです。

価格も10万円前後ですので、グッチの中でも手の出しやすいアイテムかと思います。

オールドグッチ

オールドグッチ

グッチはローファーのみならず、財布やバッグなど、様々な小物で非常に高い人気を誇ります。

そんなブランドの中でも特筆して紹介しておくべき必要があるのがこちらの「オールドグッチ」です。

これは1980年代頃までの古いモデルの総称で、グッチ一族が純粋に経営していた頃のアイテムを指し、イタリアの熟練職人たちによって一点一点手作業で作られていました。

オールドグッチ バニティ

今のアイテムが悪いというわけでは決してないのですが、古き良き時代を思わせるアンティークなデザインセンスなどから垣間見える芸術性も買われ、2000年前後からコレクターが現れ始めました。

今でも愛するマニアが多くいることもあり、希少価値が高いです。

そういったところでグッチに関しては、単に新品だけではなく、ヴィンテージの物を探してみるというのも一つ面白い選択肢かもしれません。

参照:http://goldplaza.jp/brand/column/etc-brand/kind-of-gucci-line.html、http://mery.jp/242521

グッチ 広告

こうして紹介してきましたブランド、グッチ。

中々手の出るブランドではありませんが、やはりどのアイテムも魅力的なブランドになっています。

また興味がございましたら是非調べてみてください。

グッチ ルックブック

詳しいコレクションはこちら

http://www.fashion-press.net/collections/brand/56

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