MAISON KITSUNE (メゾンキツネ) /デザイナー 黒木理也
2001年、ジルダ・ロアエック氏と黒木理也氏がパリにてスタートしたアーティスト集団、KITSUNÉ(キツネ)。
現在はグラフィック・デザインチーム ‘Abake (アバケ)’ も含めた極めて大きなクリエイター集団となっていますが、
中心人物となるのは、音楽レーベルのディレクターを務めるジルダ氏と、ファッションブランドのディレクターを担当する黒木氏です。
黒木氏は名前の通り日本人の方ですが、12歳でフランスに渡り、大学では建築を専攻し、その後DJとして活躍している時にジルダ氏と出会います。
一方、ジルダ氏はあの「ダフト・パンク(Daft Punk)」のマネージャーとして10年以上働いていた経歴があります。
そんな二人を中心に集まったキツネは、音楽、ファッション、アートと様々に活動を展開し、チームの名を冠したブランドがこの「MAISON KITSUNE (メゾンキツネ) 」です。
MAISON KITSUNE (メゾンキツネ)のデザイン
メゾンキツネのブランドコンセプトは「ニュークラシック」。
シンプルでミニマムな型の服を、ラインとディテールに徹底的な拘りを持って仕上げます。
素材もイタリア、日本、フランスなどの高品質で名高い国々から、適材適所で配置されています。
ベーシックなアイテムをブランドの軸に据えながらも遊び心のあるユニークな提案があって、パリらしいエッセンスが落とし込まれています。
正真正銘フランスのブランドではありますが、デザイナーの黒木氏は日本人であり、12歳まで日本で90年代のストリートシーンに触れてきました。
そういったところでキツネの服からは絶妙なストリート感が漂います。
それが今の東京にマッチし、逆輸入のような形でヒットしているのかもしれません。
例えばこちらの「Parisien(パリジャン)」と書かれているキャップ。
一度、有吉弘行さんがダサいと仰って話題となったアイテムでもありますが、確かに単体で見るとダサいかもしれません。
ただこのルックのようなキレカジのハズしに使うなら、全体としてまさに今の東京らしいモダンなスタイルが出来上がります。
逆にこのルックのように元々スポーツテイストが強いところに合わせるのは結構人を選ぶかもしれません。
ただこの古めかしい雰囲気がありながらシルエット等で完全にモダナイズされた長袖ポロシャツは非常にイケていますし、キツネらしいアイテムですので紹介しておきます。
他にもボタンダウンシャツやカーディガンなどはキツネの代名詞とも言える名作で、綺麗な色味とちょっとした遊び心で、万人受け間違いなしです。
派手な出で立ちは見せなくても、ちょっと服に拘りがありそうなお洒落な男性の胸辺りを見てみると、キツネのマークが顔を覗かせているなんてことがよくありますのでまたチェックしてください。
エントリーアイテムとしてもとてもオススメかと思います。
こちらのルックでは水原希子さんがモデルをされていますが、ユニセックスブランドですので、メンズもレディースも着ていただけます。
ニットなんかをおそろで着てあげるのも中々に通なのではないでしょうか?
シンプルながら遊び心を忘れないユニークさがあり、それでいて以外にも実用的で自然にスタイリングに馴染んでくれるブランド、メゾンキツネ。
フランスらしいエスプリが利いたカジュアルには、東京にもハマるモダンさがあります。
是非また実物を手に取ってみてください。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/703