AALTO (アールト)
2015FWよりスタートしたフランス発の新進気鋭ブランド、AALTO(アールト)。
過去にもジバンシィなどのブランドで経験を積み、2018年現在ルイ・ヴィトンのメンズチームにてデザインをしている、トーマス・メリコスキ氏が手掛けるブランドです。
ブランド名の由来は、デザイナーの出身国でもフィンランド語の「波」。
デザイナーが抱くオーロラのイメージ=波と、フィンランドの有名建築家アルヴァ・アールトの二つから取られて名付けられました。
選び抜かれた工場で丁寧に作られたハイクオリティなアイテムは、デザイナーの出身地であるフィンランドのカルチャーや伝統をミックスした新しい表現で、斬新なコレクションを展開しています。
元々ビッグメゾンで名を馳せていたデザイナーが、出身地でもある北欧のルーツを感じさせながら展開する上品で可愛らしいアイテムはパリのファッションシーンを賑わせています。
参照:http://www.shipsmag.jp/2016winter/article/426
メンズにAALTOという提案
基本的にはレディースのブランドなのですが、完全なるインポートブランドな訳で、コレクションに現れるモデルに180cm前後の方もいらっしゃるため、ユーザーにもそれぐらいのサイズ感を想定して作られています。
そのため32,34,36,38,40というサイズ展開の内、日本であれば36,38,40辺りをインスタントなメンズサイズとして定義することもできるようです。
そういう意味ではよりサイズを見つけやすいHYKEのようなイメージでメンズにも着てもらえるブランドと言えます。
レディースブランドでありながら、メンズライクな無骨さもあり、この独特なセンスはストリートなテイストにも刺さり、提案として相当熱いかと思います。
とは言え正規のレディース含め、まだ相当感度の高い店舗でしか取り扱いがない所もあり、今メンズサイズでAALTOを手に入れることができるのはnnookkぐらいかもしれません。
AALTOのデニム
そんなAALTOを代表するアイコニックピースであり、ブランド立ち上げから非常に多くの方に愛用されているのがこちらのデニムです。
一度見ると中々に頭を離れてくれないインパクトのあるセンタープリーツ。
ウエスト部分に畳まれるように組み込まれた非常に独特なタックのデザインが特徴的ですが、これは北欧の建築物の”屋根”からインスピレーションを得ているそう。
メンズではそれほど意識することもないかもしれませんが、アイテム自体のボリューム感というか質量感と裏腹に後ろから見たヒップ部分のまとまりが非常にスッキリ決まるため、女性からの支持が相当厚い模様です。
メンズでもネオンサインなど非常にカッコいいけど絶妙にハマり切るサイズが難しいということも多いかと思いますので、そういう場合にもかなり刺さるのではないでしょうか?
もちろん露骨にモードな一着ではありますが、日常着として確保したいシルエットをキープしながら、太いワタリ、極めて長い丈、カットオフの裾など、アイテム単体で気分によって料理できる要素もまだまだ残されている素敵な一着です。
ワイドパンツは昨今のトレンドで根強く中心にあるように思いますが、こちらはその中でも一つの大きな選択肢に入ってくるのではないかと思います。
アイテム単体でもアレンジできますが、レディースなら合わせるヒールの高さなどで折り返すのかストレートで下すのかも楽しいですし、メンズでもゴツめのスニーカーを合わすのか爪先にかけてシャープになるドレッシーなシューズと合わすのかでまた一気に雰囲気が変わります。
32,34をレディース、36,38,40あたりをメンズで考えて色々試行錯誤していだければ。
こうして紹介してまいりましたブランド、AALTO(アールト)。
デニムに限らず他のアイテムも非常に可愛らしい物揃いです。
是非また探してみてください。
公式サイトはこちら
https://www.aaltointernational.com