wjk (ダブルジェーケー) / デザイナー 橋本淳
2004年、デザイナーの橋本淳によって生まれたブランド、wjk (ダブルジェーケー)。
橋本氏は元々徳島出身で、地元でセレクトショップを営んでいましたが、親交のあったデザイナー、マウリッツォとイタリアに渡り、服作りについて学ぶことになります。
その経験を形にすべく生まれたのがこちらのwjkです。
(実は元々イタリアで親交のあった「カルペ ディウム」の日本代理店を作る予定だったそうですが、それが白紙になってしまい生まれたのがwjkだそうです。)
ブランド名の「wjk」には意味がなく、デザイナーが好きなアルファベットを適当に並べたものになっています。
ブランド名によってデザインを縛られたり、偏ったイメージを持たれたくない、という思いが込められています。
「良い物は変わらない」という事実と、「残る物は本物」という2つの事実から、「不変」という物を表現することをブランドコンセプトとしています。
ベーシックなアイテムをタイトで洗練されたシルエットに落とし込んだミニマムなデザインが魅力的です。
絶妙なシワやアタリ加工などもブランドらしい特徴で、セクシーな雰囲気があります。
そういったところで、このwjkは数あるドメブラの中でも有数の人気ぶりを見せ、ユリウスなどと共に「カルペ、リック系」という括りの先駆けとなりました。
ちなみにデザイナーの橋本氏は2008年から自身のブランド、junhashimotoをスタートし、2009年にwjkを脱退しています。
その後のデザイナーは西谷誠人氏と小澤智弘氏で、西谷氏は「VADEL」、小澤氏は「1 piu 1 uguale 3」というブランドのデザイナーでもあります。
AKM (エイケイエム)
そういったところでこのwjk関連のブランドはかなり多く存在しますが、特筆すべきは2006ssからスタートしたラグジュアリーライン、AKM (エイケイエム)です。
AKMの服に対するアティチュードは、「服に対する希望そのもの」と言います。
シンプルでミニマムであるほど表現は難しくなるという事実を知っている以上、素材や縫製などに徹底的な拘りを持った服作りがされます。
特にレザーアイテムのクオリティの高さは折り紙つきです。
タイトなシルエットとエッジの効いたカッティング、そして上質な素材の艶感は伊達男にぴったりかと思います。
身につけることで、内面から湧き出す感性や野心を磨き、解き放つことのできる服です。
アグレッシブな大人の男性のワードローブに是非。
そんなwjk、AKMは亀梨和也さんや向井理さん、水嶋ヒロさんなど、有名人の方にも愛用者の多いブランドです。
ドメブラの中でも一大勢力を成す規模のブランド群であるにはそれだけの理由があるようです。
また調べてみてください。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/220