HERMES (エルメス)
1837年、ティエリ・エルメスが開業した高級馬具の製造工房を起源とするブランド、HERMES (エルメス)。
ナポレオン3世やロシア皇帝などを顧客として発展してきました。
しかし自動車が普及し始め、その状況を受けて馬車が衰退していくことを予見した三代目エミール・モーリス・エルメスは、カバンや財布などの皮革製品をはじめとしたと多角的な事業展開を進めました。
その判断が吉と出たのか、今では皮革製品だけでなくアパレルや香水、腕時計などでも世界的に高く評価される総合ブランドとなっています。
清潔感溢れる上品なスタイル
そんなエルメスのスタイルは、清潔感溢れる上品でエレガントなものになります。
決して無茶なデザインはなく、ベーシックなスタイルを丁寧に洗練させたものになっています。
そういったところで、アイテムの型としては大きく予定調和を外すようなことはありません。
スラックスやジャケットといったアイテムをスタイリングのベースに据えた提案が多いです。
しかし色合いや風合いが絶妙で、ハイブランドらしい差のつけ方がされています。
これまで、マルタンマルジェラ、ジャンポール・ゴルチエ、クリストフルメールなど、名だたるデザイナーたちがエルメスのデザインを担当してきましたが、いずれの時も「上質感とエレガンス」は必ず流れ続けてきたブランドのテーマと言えるかと思います。
ただベーシックなスタイリングではあるので、ハイストリート寄りのブランドが取り上げられがちな今の流れの中ではコレクションで目立つことはあまり多くないかもしれません。
価格帯的にも底値とも言えるTシャツで¥40,000〜、ニットとなると¥200,000近くしてくるなど、数あるメゾンの中でもトップクラスになりますので、そこを着る人は中々限られてくるかと思いますが、
逆にエルメスの小物やバッグといったアイテムは、そういったウェアにまでは手を出せずとも背伸びして買いたくなる素敵な名作が揃っています。
エルメスの名作小物
カレ
まずはこちらのスカーフ『カレ』です。
90センチ四方のサイズ感と、鮮やかな色合いが特徴的な非常に美しいスカーフです。
1937年に生まれた歴史の長いアイテムで、熟練の職人による手作業で作られています。
シルク布の染色から始まり、色ごとに集まったそれらを縫い合わせるまで、結果一枚のカレを完成させるまでに数百時間かかると言われています。
独創的なデザインの原画と、そういった職人の方々の手作業の上に成り立つカレは、一枚一枚、物語のような世界観を包含しています。
値段は大体¥100,000前後で、エルメスの代名詞とも言える名作なので、検討しても良いかと思います。
やはりどうしてもレディースのユーザーの方が多いですが、ユニセックスで利用可能なアイテムなので、メンズでも問題なく使えますし、相当シブいのではないかと思います。
バーキン
そしてエルメスのバッグと言えばこちら、『バーキン』です。
1892年、馬の鞍を入れるために生まれたバッグ「オータクロア(haut-à-croire)」を原型とし、その100年ほど後の1984年に縦横比を変えて誕生したのがこちらの「バーキン」になります。
由来は女優の「ジェーン・バーキン」で、彼女がボロボロのカゴにたくさん詰めこんでいる様子を見て、気軽に何でも入れられるバッグを作りたいと考えたのが着想だそうです。
しかしそんな思いとは裏腹に、現在では100万円以上の価格がつき、コレクターも多数いらしゃる程の、セレブの代名詞的アイテムになります。
シェーヌダンクルブレスレット
そして上二つと並び、代表的なアイテムがこちらの『シェーヌダンクルブレスレット』です。
シェーヌダンクルとは「錨の鎖」 という意味で、エルメスのイニシャルでもある「H」を楕円形にし、錨のようにデザインされたモチーフが繋がった鎖のデザインが特徴的な一本で、「固くつながれた絆」を象徴しているのだそうです。
コマの大きさとコマの数でサイズが変わり、コマの大きさは下記の4つになります。
小さい順からPMサイズ、MMサイズ、GMサイズ、TGMサイズの4つのサイズ展開があります。
■PMサイズ
4サイズあるうちの一番小さいサイズです。1コマの大きさは約1.4cm。■MMサイズ
4サイズあるうちの二番目に小さいサイズです。1コマの大きさは約1.7cm。■GMサイズ
4サイズあるうちの3番目のサイズです。1コマの大きさは約2.1cm。■TGMサイズ
4サイズあるうちの一番大きいサイズで、1コマの大きさは約2.4cm。引用:https://stylehaus.jp/articles/12785/
あまりジュエリーは買わないのですが、自分もこれだけはいつか絶対に欲しいなと思っている憧れのアイテムの一つです。
バーキンやシェーヌダンクルの購入方法
そんなバーキンやシェーヌダンクルの購入方法ですが、ネットを検索するとおそらく「常に品薄で直営店にはほとんど置いていないので、偶然出くわしたら迷わず購入するべき」というような内容が書かれているかと思いますが、日本では実際のところ偶然で出会すことはないそうです。
2018年頃であればまだギリギリ直営店で運良く出会す場面もあったようなのですが、著名人の着用などで爆発的な人気が出てしまった今は本当に品薄状態で、海外でも予約から購入までに一年ぐらいかかる(もしくはできないぐらい)状態だと言います。
それではどうやって購入するのかと言いますと、まず第一に「エルメスでの上顧客になる」ことが必要なようです。
実は「バーキン」や「シェーヌダンクル」と言ったアイテムは、店頭に並んでいないだけで、実は極少量ずつ入荷はしてきており、お得意さんだけがそれを買えるのだと言います。
たしかに一見さんに運良く買われても、それっきりという場合が多いでしょうし、ブランドのイメージを落としそうな人に売るリスクも減らせそうなので、至極真当かつ賢い戦略だと思います。
つまり、エルメスで商品を購入する際に忘れず顧客登録をし、しっかり購入実績を貯めていき、いずれ来たるご案内に備えるのが遠回りなようで一番の近道なようです。
毎度来店の際に必ずお声掛けしてくれる担当ができれば、もう中々のところまで積み上げが出来ているのかもしれません。
(※ちなみに支払いの際にアメックスのプラチナなど、信用度が高い方法で支払いをした方が、ポイントも高くなるのではないかという話もあります。)
自分もいつかコツコツと小物など買っていき、検証したいと思います。
こうして紹介してきたエルメスですが、流石はフランスの名門と言わんばかりの素敵なブランドです。
是非また実物を見に行ってもらえると良いかと思います。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/11