PALACE SKATEBOARDS |ロンドン発、立ち上げ即完売のスケートブランド

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PALACE SKATEBOARDS (パレス スケートボード)

2009年、レヴ・タンジュ(Lev Tanju)率いるスケートチームが中心となり、レヴ・タンジュ(Lev Tanju)とギャレス・スクイス(Gareth Skewis)が設立したロンドン発のスケートブランド、PALACE SKATEBOARDS (パレス スケートボード)。

設立から約10年が経った今では、もはやSupremeと同様、ほとんどのアイテムが発売と同時に即完売となってしまうブランドとなりました。

PALACEが立ち上がった時、Supremeが既にあまりにも有名な存在となりすぎていたため、ストリートブランドを好んではいながらも、Supremeというトップメタはスタイリングから外したいという気持ちになっていた方は多かったはず。

2019Winter

そこにトップストリートブランドに共通するキャッチーなロゴと、一貫した世界観を携えて登場したPALACEは、まだ手垢のついていないブランドといったこともあってか、彼らにとっての新たな選択肢として台頭し、更にジェイ・Z(Jay Z)やカニエ・ウェスト(Kayne West)、リアーナ(Rihanna)、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)といったファッションアイコンの着用で一気に火が付きました。

最初は国内で買うには公式オンラインショップで注文するぐらいしか手がありませんでしたが、2015年4月のロンドン、2017年5月のニューヨークに続き、2018年11月には東京(渋谷)に旗艦店をオープンし、少しは手に入れやすくなったかと思います。

とは言え、人気のアイテムはリリースの当日にほとんどなくなってしまうので、フラリと訪れて狙っていたアイテムがしっかり買えることは少ないかもしれません。

(※公式以外の通販は偽物も多い眉唾モノなので、定価が合っている異なるに関わらずあまりタッチしないことをオススメします。)

PALACEのルーツ

引用:https://hypebeast.com

そんなPALACEですが、ルーツは「Palace Wayward Boys Choir(PWBC)」と名付けられたスケートボードクルーでした。

最初は俺ら9人がたむろしてた3ベッドルームの家から始まったんだ。クソみたいな場所だったんだけど俺らはそこをフザケて“The Palace(宮殿)”って呼んでてね。ウォータールー地区に俺らの拠点を移した頃からかな、仲間のうちの1人のStuart Hammond(スチュアート・ハモンド)が俺ら自身のことをPalace Wayward Boys Choir(Waywardは“わがままな”の意、Choirは“聖歌隊”の意)ってフザケて呼び始めたんだ。俺らは自分たちのことを“スケートギャング”なんて自称するような気取ったグループなんかじゃないぜ。分かるだろ?単なる仲間で集まった悪ノリ集団だったんだ。 (James Edson)

引用:https://hypebeast.com/jp/2017/3/palace-affiliates-side-projects-brands-gigs-blondey-mccoy-lucien-clarke

一緒につるんでいるヘッズの溜まり場を「Palace (宮殿)」と名付けて、それが後にブランド名になる辺り、俗に言うエモさを感じます。

2013AW

良いブランドはたくさんあっても、こうしたスターダムにまで上がるブランドには、こういった何かしらの物語があるのかもしれません。

ちなみにPWBCを筆頭に、PALACEに関わってきたメンバーは、それぞれ非常に多彩で、プロスケーター以外にもブランドのディレクターをされていたりするので宜しければまた調べてみても良いかもしれません。

Blondey McCoy(ブロンディ・マッコイ):スケーター [Thames London]

Greg Finch(グレッグ・フィンチ):スケーター [Life’s a Beach]

Daniel Kinloch(ダニエル・キンロック):[Wayward London]

*James Edson(ジェームス・エドソン):[Wayward London]

Fergus Purcell(ファーガス・パーセル):[Aries]

*Lucien Clarke(ルシアン・クラーク):スケーター [Supra]

*Danny Brady(ダニー・ブレディー):スケーター [Lakai]

*Ben Drury(ベン・ドラリー):アートディレクター

Will Bankhead(ウィル・バンクヘッド):ビジュアルディレクター[The Trilogy Tapes] [ ]内は関連ブランドやレーベル, *がついているのはPWBCメンバー

Tri-Ferg (トライファーグ) ロゴ

ULTIMO 2018 AW

そんなPALACEですが、ストリートブランドと言えばやはりセンセーショナルでキャッチーなロゴ。

そしてPALACEにとってのそれが「Tri-Ferg (トライファーグ)」です。

この「Tri-Ferg (トライファーグ)」は有名な*不可能図形「ペンローズの三角形」を模したロゴとなっており、誰の目にも強いイメージと共に飛び込んでくるキャッチーさと、ウィットに富んだかなり強度の高いデザインです。

(*不可能図形:一種の錯視であり、視覚によって3次元の投影図として解釈されるような2次元の図形だが、実際には3次元で実在不可能な図形。)

Fergus Purcell(ファーガス・パーセル)

ちなみにこのロゴを生み出したのは先ほども少し登場したFergus Purcell(ファーガス・パーセル)。

彼はメタル/ハードコア・パンクミュージックのフリークであり、その感性をデザインへとインスピレーションさせたスタイルで世界的に評価されており、Marc by Marc Jacobs、Paul Smith、SILAS、Good Enough、Stussy 、X-girl、Hysteric Glamor、など様々なコラボレーションを実現してきたイラストレーター です。

また自らのブランド、ARIESで活動する傍ら、オーストラリア発のブランドP.A.M.のデザイナーMishaとShauna、C.EのデザイナーSKATE THINGと共にアートバンドTHE CHANGESに参加するなど多方面な分野でも知られています。

参照:https://fragile-osaka.com/blog/artist/fergus-fergadelic-purcell/

PALACE RALPH LAUREN

そんな彼の存在もあり、PALACEはADIDAS ORIGINALSやOAKLEY、POLO RALPH LAURENといった様々なビッグブランドとコラボしています。

2019Winter

Tri-Fergロゴは勿論、他にも刺さるグラフィックが多数ありますが、Tri-Ferg”を作ったファーガス・パーセル(Fergus Purcell)、「ザ・トリロジー・テープス(The Trilogy Tapes)」のミュージシャンでもあるウィル・バンクヘッド(Will Bankhead)、1990年代を代表する伝説の音楽レーベル「モ・ワックス (Mo’ Wax)」でビジュアル・ディレクターの経験もあるベン・ドラリー (Ben Drury)、そしてベン・サンズベリー (Ben Sainsbury)の4人がほとんどを手掛けています。

参照:https://www.wwdjapan.com/articles/736004

PALACEの定番アイテム

もはやストリートブランドには共通かもしれませんが、PALACEの定番もフーディーやスウェットです。

柄、マルチカラー、グラフィック、ワンポイントなど、複数タイプがありますが、シンプルなTri-Fergが1番出が早い印象を受けます。

Tシャツも人気です。

ブランド名を活かしたキャッチーなものやTri-Ferg、そしてTri-Fergの形状から着想を得たグラフィックなど、こちらも様々なラインナップがありますが、分かりやすいものほど出が早いので、入荷情報をしっかりチェックしておく方が良いかと思います。

上記で紹介してきたトップス以外にも、どんなアイテムもキャッチーなアクセントが効かされているので、ボトムスやキャップなどもチェックしてみてもらえればと思います。

ULTIMO 2018 AW

グラフィックもこういった可愛らしい一点突破モノは定番如何に関わらず、即完売でプレ値がついてしまうアイテムとなることが多いので、迷いは捨ててしまいましょう。

※ちなみに参考までに、コレクションで出てくるULTIMO(ウルティモ)は、ホリデーコレクションのことになります。

こうして紹介してきたブランド、PALACE SKATEBOARDS (パレス スケートボード)。

是非またチェックしてみてください。

公式サイトはこちら

https://www.palaceskateboards.com

公式インスタグラムはこちら

https://www.instagram.com/palaceskateboards/

詳しいコレクションはこちら

https://www.fashion-press.net/collections/brand/4760

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