CRAIG GREEN (クレイググリーン)
ロンドンで生まれたデザイナー、CRAIG GREENが自身の名を冠し、2012年にスタートしたブランド、CRAIG GREEN(クレイググリーン)。
セントラル・セント・マーチンズのMA(修士)課程を修了したのが2012年。
卒業コレクションがL’Oreal Professional Creative Awardを受賞し、さらにはデザインミュージアム主催のDesign of the Year 2013にノミネートされます。
そのMAコレクションがこちら
もはや服飾というよりも彫刻の範疇に含まれるのではないか?と誰もが思うことでしょう。
その衝撃的でセンセーショナルなデザインは、どこか未来を幻視させるような雰囲気があります。
コレクション発表以降、多くの場でそのセンスを高く評価されていき、すぐに知名度を上げていきます。
既に今ではロンドンを代表する革新的なメンズウェアデザイナーの一人といえるでしょう。
MAコレクションの時からの特徴でもある、服の概念を忘れさせるような彫刻的表現は、今ではもうブランドの顔になっています。
またその凄まじい勢いもあり、ロンドン生まれの世界的なフォトグラファー、NICK NIGHT ( ニック・ナイト ) とのコラボレーションも実現しました。
その動画がこちらです。
もはやアートであり、リアルクローズとは程遠いという印象を受けてしまっても不思議ではありません。
しかしこういった衝撃的なデザインはランウェイで魅せる為の表現であります。
それだけがクレイグではありません。
CRAIG GREENのワークウェア
コレクションのランウェイを彩るための、(ある種)非現実的なアートであるルックとは対照的に、実は常にデイリーに着られるリアルクローズも制作しているのがこのCRAIG GREENの特徴です。
中でもこちらのワークジャケットは毎コレクション、シーズンに合わせて再構築され、展開されている定番アイテムです。
MAの卒業コレクションでワークウェアと宗教的な着物の関係性に焦点を当てて以来、服装の規定や制服の魅力に取り憑かれてしまったと言うクレイグ。
既存の機能性、想像的な機能性、実用性、そして社会性という側面から、ワークウェアとユニフォームという二つの要素を常にブランドの中心に置いています。
俳優・ラッパーとして活躍するDrakeもこのクレイグのアイテムを身につけてステージに立ち、話題を集めました。
ランウェイでは目を引くルックが印象的ですが、それと同じかそれ以上、誰でも着てもらえるアイテムが作られています。
また元々メンズウェアとして制作されているブランドですが、オーバーサイズで着こなす女性ファンも多いようです。
原則的に単色でスタイリングを組むスタイルながらも、繊細なディテールと独特なカッティングは個性を発揮し、かつてないデザイン性を兼ね備える付加価値のブランドです。
これからより一層その名を世界に知らしめていくことでしょう。
イギリスのロンドンから生まれた鬼才が作り出す新世紀から目が離せません。
ドーバーストリートマーケットなど、日本でも取り扱いが増えてきておりますので、是非またチェックしてください。
公式サイトはこちら