UNIQLO (ユニクロ)
日本一のファストファッションブランドであり、世界的にも有名となっているUNIQLO (ユニクロ)。
1984年、「メンズショップOS」の名称で男性向け衣料品を取り扱っていた小郡商事(山口県宇部市)が、広島市中区袋町に開いたユニセックスカジュアル衣料品店「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)」を起源とします。
ブランド名はユニーク・クロージング・ウエアハウス(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)の各単語「UNIQUE」と「CLOTHING」から頭の数文字を取って付けられました。
自社で製造と小売を担ってしまうSPA方式で低価格、高品質な商品展開を可能にし、一躍ファミリーウェアの代名詞となりました。
UNIQLOの価格帯
アウター 5000~12000
トップス(シャツなど) 1500~3000
ボトムス 2000~4000
低価格による訴求で注目を集めていた当初は、豊富すぎるカラーバリエーションはさておき、決してファッション性の高いブランドとは言えませんでした。
今ではすっかり定番となっているフリースも実は1994年生まれ。
既に20年近い歴史がありますが、これが爆発的ヒットを記録し、2000年には何と2000万着も売れたそうです。
こうした誰もが気軽に着ることができる機能性の高いアイテムの人気で知名度を上げていき、2000年代半ばからデザイン性の向上に注力していきます。
(ユニクロ × セオリー)
具体的にはナショナルスタンダード、セオリー(theory)、他にもヘルムートラングなどのブランドを買収し、徐々にハイファッションのノウハウ、要素を取り込んでいきました。
(ユニクロ × ヘルムートラング)
そのような取り組みがあって、おそらく10年前には想像もつかなかったようなファッション性の高いブランドとなっています。
UT
多くの人が一枚は持っているTシャツライン「UT」も、2014ssからクリエイティブディレクターとしてNIGO氏が就任するなど、非常に熱い盛り上がりを見せています。
「A BATHING APE (ア ベイジング エイプ)」のデザイナーとして裏原系の爆発的人気を生み出したカリスマの手が入ったアイテムがほんの1000円程度で買えるという状況は中々に興味深いと思います。
定番アイテム
やはり何かと先入観で毛嫌いされる方も多いブランドかと思いますが、ヒートテックやウルトラライトダウンなど、そういった否定を反故にして着用される定番アイテムも多々あります。
特に肌着のコスパと性能の高さは凄いかと。
自分もヒートテックと白Tの愛用者です。
最近はラグジュアリーとファストファッションのミックスも一般的となっていますし、思いの外愛すべき存在なのかと思います。
GU (ジーユー)
そしてUNIQLOを紹介するに当たって、もう一つ紹介しておかなければいけないのがこちらのブランド、GU (ジーユー)。
UNIQLOより低価格なカジュアル衣料品を販売しよう、と2006年に生まれた姉妹ブランドです。
ブランド名は「もっと『自由』に着よう」というコンセプトから付けられました。
元々は「国内向けのファミリーブランド」という設定でしたが、「きゃりーぱみゅぱみゅ」などの人気タレントを起用し、今ではファッション性もある低価格ブランドとして浸透してきました。
アイテムは既に安いユニクロの、さらに半値近い価格で展開されます。
2015aw以降は高良健吾さんがモデルを務めていますが、流行をつかんだデザインはそれがファストファッションであると悟らせません。
定番の990円ジーンズを武器にニットなどもこのビジュアル。
お洒落を始めるにはまずここからでも良いと太鼓判を押せるぐらいです。
上手に着てあげてください。
UNIQLOのコラボ
そういった所で今では世界的な影響力を持つUNIQLOですが、これまで有名ブランドといくつかコラボをしてきたので、そこから少しルックを紹介します。
+J
ジルサンダーとのコラボです。
モダンでミニマムな美しいルックが印象的な大人気コラボでした。
特にシャツが「完璧とまで言われたシャツ」として話題を集めました。
UU (ユニクロ アンダーカバー)
高橋盾氏がデザインする裏原系を代表する人気ブランド、UNDERCOVERとのコラボです。
少しアングラな雰囲気を持つストリート感で話題を集めました。
キッズもかなり人気だったようです。
「大人も着たくなる子供服」をコンセプトにデザインされたこちらは、テクニカルな雰囲気がありながらポップな可愛らしさがありました。
2012年に終了したコラボですが、多数の要望を受けてもう一度復活しました。
UNIQLO AND LEMAIRE (ユニクロ アンド ルメール)
エルメスのディレクターを務めたクリストフ・ルメールが立ち上げたブランドとのコラボです。
シンプルながら温かみと品のあるコラボで、個人的にはこれまでの中でも指折りの当たりだったと思っています。
そんなところで数多くのブランドともコラボレーションしてきたユニクロ。
とても便利で使い勝手の良いブランドになっています。
是非上手に活用してください。
公式サイトはこちら