UNDERCOVER(アンダーカバー)|多様な加工技術が光る裏原の雄

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UNDERCOVER(アンダーカバー) /高橋盾

1990年、デザイナーの高橋盾氏が一之瀬弘法氏と文化服装学院アパレルデザイン科在学中に設立したブランド、「UNDERCOVER (アンダーカバー)」。

アンカバの愛称で親しまれ、かつて裏原系と言われるブランドの中で、プレミアがつくほどの高い人気を誇った伝説のブランドです。

アンダーカバー 2016aw ルック

今では昔のように定価以上の値が付く機会は減っているとは思いますが、それでもやはり根強い人気があります。

90年代、一過性の流行によって爆発的な人気を誇っていたブランド裏原系ブランドたちが、時代の移り変わりと共に数多く消えていった一方で、しっかりとその勢力を拡大させてきました。

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またデザイナーの高橋盾氏はイギリスのパンク・ロックバンド「セックスピストルズ」の大ファンであり、自身も大学在学中に「東京セックスピストルズ」というコピーバンドを組み、フロントマンとして活動していました。

ちなみにそのコピーバンドのメンバーでもあった後輩、岩永ヒカルは「BOUNTYHUNTER」のデザイナーです。

高橋盾 ジョニオ

また少し異国風の顔立ちの高橋氏は、セックスピストルズのジョニー・ロットンに似ており、業界でも「ジョニオ」の愛称で親しまれています。

そんなアンダーカバーですが、セックスピストルズの影響もあってか、LAD MUSICIANのように、音楽的要素が随所に散りばめられたデザインが特徴的です。

アンカバ

しかしこのアンカバは、パンクテイストと言っても良い意味で非常に分かりにくいデザインが特徴的です。

デストロイ加工で魅せるシャビールックなど、目に見えて明らかな提案も得意ではあるのですが、アイテムの型的には全くそんな要素を感じないのにどこか感性に訴えかけてくるパンクさがあったり、

言葉では言い当てにくいですが、本当にそういう不思議なセンスが服から漂います。

アンダーカバーのデザイン

プリント技術

アンダーカバー プリント技術

そんなアンダーカバーですが、実は元々プリントTシャツ作りからブランドをスタートしたことがあって、その高いプリント技術が特徴的です。

Tシャツ、スウェットなどちょっとしたトップスであれば、それなりにありふれたデザインであるプリントですが、アンカバの場合これぐらいの規模感でプリントがされます。

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アウターやパンツ、ニットに至るまで、シーズンテーマの表現にあたり、キャンバスを選びません。

アウターにセンセーショナルなプリントやグラフィックが施されているアイテムは、間違いなく好みが分かれるかと思います。

ただストリートやパンクといったジャンルに一括りに収まらないこのサイケデリックでモダンな雰囲気は、やはりアンカバならではかと思います。

アンカバ Tシャツ スターウォーズ

ブランドの立ち上げアイテムであるプリントTも勿論健在です。

上のルックは2016ssのものですが、多くの方にとって馴染みのあるスターウォーズのグラフィックが大胆にプリントされて話題を集めました。

いくら精度を高めても「キャラクターT」は大衆的なものというイメージが払拭されない中で、コレクションアイテムとして提案したのはアンカバらしい攻めの姿勢が感じられました。

UNDERCOVER プリントT

シンプルでユーモアの効いた可愛らしいプリントTもしっかりあります。

それほどエッジが効きすぎている訳でもありませんので、Tシャツだけ1点買うという方も多数いらっしゃいます。

値段は1万円前後とかなりTシャツにしては高い部類ですが、検討しても良いかと思います。

ダメージ加工

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中々ぴったりなルックが見つかりませんでしたが、ダメージ(デストロイ)加工も分かりやすい特徴です。

実はニットなどでも少しボロボロな感じが出る、いわゆるシャビールックが提案されています。

何シーズンか前のダメージニットなんかは個人的にすごくカッコよかったのですが、最近は数年前より展開が減ってきている印象も受けます。

是非またコレクションのルックだけでなく店頭に足を運んでみてください。

リュックサック

アンダーカバー リュックサック プラダ型

これはデザインではありませんが、こちらのリュックサックはアンダーカバーの中でも定番の人気アイテムですので紹介しておきます。

リュック(バックパック)自体は非常に多くの型が展開されているのですが、一番人気であり一番オススメなのはこちらのプラダ型リュックサック。

芸能人のYOUさんなども着用されて非常に人気の高いアイテムです。

値段は30000~40000円とこちらも少し高めですがありきたりなポーターなどと差をつけたい方にはオススメです。

アンダーカバーの別ライン

JohnUNDERCOVER

アンカバ セカンドライン

また、このアンダーカバーにはセカンドラインが存在します。

名前はメンズが「JohnUNDERCOVER」、レディースが「SueUNDERCOVER」で、2013AWシーズンからスタートしました。

このライン名に使用されている「Sue」と「John」は、アンダーカバーの基本となるような女性像と男性像の名前だといいます。

JohnUNDERCOVER

立ち上げについて高橋氏は2013年に以下のように述べていらっしゃいます。

「UNDERCOVERでは強いクリエーションを追求しているが、その一方でより多くの人に着てもらえるような服作りでビジネス面を支える必要もある。セカンドラインは以前から構想があったが、今シーズンからパリでショーを再開したこともあって、2本柱を両立させる新しいビジネスの体制にはベストなタイミングだと思った」

引用:http://www.fashionsnap.com/news/2013-03-27/undercover-sue-john/

ジョンアンダーカバー

デザインは高橋盾氏の監修のもとで、共に仕事をしている企画チームが担当していますので、セカンドラインとは言えセンスに関して懸念する必要もないかと思います。

セカンドラインだけあって、少しのことで価格帯なども手が出しやすくなっています。

興味がある方はこちらから入っても良いかも知れません。

GYAKUSOU

gyakusou nike アンダーカバー

こちらは2010年に立ち上がったNIKE(ナイキ)とアンダーカバーのコラボラインです。

聞き馴染みはないでしょうが、ナイキの機能素材を用いてアンカバらしいデザインを効かせた「パフォーマンスランニングコレクション」を展開しています。

gyakusou

「GYAKUSOU」の名前は、東京をベースに走る熱心なランナーグループ「Team GIRA」から生まれたもの

「逆走」の文字通り、東京の公園でほとんどのランナーが走る方向の逆走し、実際のランナーの視点に立って、デザインイノベーションと、アスリートのためのパフォーマンス向上を熱心に追及している。

引用:http://www.fashion-press.net/brands/2771

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンの自己ベストはなんと3時間45分12秒(ホノルルマラソン2012)という高橋氏の、密かな熱量が注がれています。

各アイテムなどの詳しい機能などについては以下のリンク先で詳しく紹介されていますので、興味がございます方はそちらをチェックしてみてください。

http://ringofcolour.com/archives/10935

逆走 ランニングウェア

ランニングウェアとしても素晴らしいですし、機能的ながら自然にも都会にも馴染む絶妙な素材感や配色は、スポーツミックスのスタイリングに1点加えても面白いかと思います。

アンダーカバー 2017ss_mens

こうして紹介してきましたブランド、アンダーカバー。

取り立てて紹介はしませんでしたが、レディースでも高い評価を受けているブランドなので、女性の方もいらっしゃったら是非また調べてみてください。

アンカバ ルック

詳しいコレクションはこちら

http://www.fashion-press.net/collections/brand/68

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