![bukht 2017ss ルックブック](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2017SS_001.jpg)
bukht (ブフト)/デザイナー 橋本哲也
「人々に愛されるブランド創り」をコンセプトに、デザイナーの橋本哲也氏によって、2012SSよりスタートしたブランド、bukht (ブフト)。
ブランド名のbukhtとは中東で良質なラクダの事を指し、人々の暮らしの中で非常に重宝される存在を意味します。
参照:hypebeast
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/img_741715.jpg)
そんなブフトのルーツは過去に創られた物や衣類たち。
今日では古い物として扱われてしまっているこれらのアイテムと、現代をつなぐものをコンセプトとして服を作っています。
参照:ARKnets
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2017SS_008.jpg)
ノスタルジックな雰囲気を、モダンに昇華し、今着ても全くおかしくない、古いけどむしろ新しいような独特のセンスが特徴的です。
既にブランド設立から5年目を迎える訳ですが、コンセプト通り、多くの服好きのワードローブに欠かせない存在となっています。
名作、ビッグワッフル
![bukht ビッグワッフル](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht2016SS_0158-_thumb.jpg)
「服好きのワードローブに欠かせない」と言いましたが、様々な人たちに愛されるブフトの代名詞的なアイテムと言えばやはりビッグワッフルです。
既存のワードローブにこれを一枚入れておくだけで、一気にレイヤードの幅が広がり、マンネリ化してきた着こなしの表情にも変化が加わります。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/IMG_6088DG.jpg)
まずこちらのアイテムはサーマルシャツと言われることも多いのですが、その辺りの説明を軽くしますと、
サーマルシャツとは「表面に凹凸がある織り生地を使用している主にロングスリーブのTシャツ」のことです。
サーマルとは「熱の、温度の、暖かい」という意味で、サーマルシャツは表面の凹凸が空気の層を作ることで、高い保温性を持つため「サーマル」と呼ばれている訳です。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/106053820.jpg)
ただこのブフトのビッグワッフルは厳密にはサーマルとは異なり、もう少し厚みのあるアイテムとなっていて、サーマルとセーターの中間ぐらいのカットソーになっています。
特筆すべきなのが、カットソー工場ではなくニット工場で編み上げられている点。
これがニットに片足を突っ込んだカットソーという繊細な立ち位置をより一層強調します。
結果、カットソーのように肌着でも着られて、ニットのようにコーデの顔にもなり得る非常に使い勝手の良いアイテムとなっています。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/Collage_Fotor-1024x768.jpg)
抜け感のある緩いシルエットやラグランスリーブに加えて、ディテールで言いますと、ラウンドした裾のカッティングや胸に配された小さなコインポケット、袖口のミラノリブなど、
相当気の利いた作りです。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/041.jpg)
春夏は一枚で主役を張れますが、秋冬にインナーとして忍ばせても絶妙なアクセントを効かせてくれますので、汎用性の高さは折り紙つきです。
切りっぱなしにロックミシンという組み合わせはヴィンテージのアンダーウェアに見られるディテールらしいですが、既存のトップスの下からそれを覗かせるだけで表情が一気に変わります。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/0601-540x357.jpg)
とはいえインナーという括りに含まれるアイテムな訳で、それに15000円ほどを支払えるかと考えると個人的にも長らく敬遠していたのですが、あまりに評価が高いので半信半疑買ってみると本当に素晴らしいアイテムでした。
自分はグレー(1)とインディゴ(2)の二枚持ちですが、カラーバリエーションも多く、サイズ違いでまた変化を付けられたりするので、リピーターも多数いらっしゃる定番アイテムとなっています。
汎用性の高さに期待してまず一枚、という場合はグレー辺りから一つ手を出してみるのが良いかと思います。
定番アイテム
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ここからはビッグワッフル以外にも多数あるブフトの定番アイテムを幾つかあげて紹介していきます。
ビッグデニム
![ブフト ビッグデニム ヴィンテージ](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/img_741614.jpg)
まずは、ビッグデニム。
深めの股上、太めながらテーパードのかかった9分丈のラインが特徴的な一本です。
実はブフトはデニム素材に定評があるブランドでもあり、岡山県倉敷市というデニムの聖地で生産された生地を利用しています。
画像のモデルはヴィンテージ加工のものですが、ウォッシュ具合やカラーなども様々に展開されています。
値段は¥18000~
クレイジーフィッシャーマンニット
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/a5219b06273cac17484655ad4dd62f9c48c6c73d_l.jpg)
こちらは俗に言う「一点突破」の類でしょう。
名前の通り、複雑で不規則な編み地を繋ぎ合わせ、見事に歪みなく一枚のニットに落とし込んだアイテムです。
非常に高い技術を持ち合わせていなければ成立しないアイテムなので、国内でも限られた工場でしか生産することが叶わないそうです。
![ブフト クレイジーフィッシャーマンニット](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2015aw_018.jpg)
編みの表情やカラーなどはシーズンによって様々ですが、どうせなら同系色でまとまっている方がしたたかな雰囲気があって、素敵かなと思います。
厚手なので保温性なども高く、それでいて思いの外軽めの質感となっているので、暖かいニット特有の重みのようなものを感じる必要もないかと思います。
値段は¥27000~
バンドカラーシャツ
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2016ss_010.jpg)
非常にシンプルながら、肩周りに入ったギャザーが特徴的なバンドカラーシャツです。
これも素材はシーズンごとに変わってきますが、裾や襟周りでコットンなどの繊維が少しちらつくのも雰囲気があって非常に良いです。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2015ss_13.jpg)
これら以外にも、bukhtを取り扱うセレクトショップ、GARDENの別注アイテムとして有名なトロパンツなど、様々な良作があります。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2017SS_004.jpg)
こうして紹介してきましたブランド、ブフト。
2016AWよりメンズだけでなくレディースも着られるようユニセックス展開がされるようになりました。
今独特の雰囲気が好きな女性の方も多いかと思いますので、是非またチェックしてみてください。
![](http://mensfashion-brand.com/wp-content/uploads/2017/01/bukht_2017SS_002.jpg)
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