junhashimoto (ジュンハシモト) /デザイナー 橋本淳
2003年、日本のメンズファッションにタイトシルエットを持ち込み、wjkを設立したデザイナー、橋本淳 氏。
同ブランドにおいてミリタリーウェアをラグジュアリーファッションへと昇華し、メンズファッション界で一斉を風靡した張本人です。
そんな彼がwjkを離脱し、「40代を迎える自分自身を納得させる大人のリアルクローズブランド」として2008年から展開を始めたのがこのブランド、junhashimoto (ジュンハシモト)です。
大人のリアルクローズ
wjkのページでも少し紹介していますが、デザイナーはイタリアで培った美意識を、日本人の「粋」の精神に基づく細やかな仕事により表現します。
余分な装飾を取り省き、形貌と機能性に意匠的関心を持たせ、服そのものの美しさによって、外装だけでなく、本人の「実用的な美意識」を引き出すことを目的としたミニマムなデザインが特徴的です。
シンプルながらしっかりカッコイイ、まさにイタリアの伊達男が着ていそうな大人のリアルクローズと言えるjunhashimotoの服ですが、「ファッションに疲れた大人の男」という表現もされます。
これは全くネガティブな意味合いではありません。
「プラス3cm、マイナス3㎏に見せる」という狙いを持って計算しつくされたシルエットによりデザイン性と機能性が融合したデザイン。
そしてそれによって快適さとスマートさが同時に実現できているからこそ生まれた表現です。
「カッコイイ服を着るのはしんどいし、快適な服はカッコよくない」というお洒落な大人のジレンマを的確に解消する、非常に都合の良い服かと思います。
junhashimotoの名作
そんなjunhashimotoには幾つか名作アイテムが存在するのでそちらを紹介していきます。
ジュラルミン ボタンダウンシャツ
まずは定番で展開されるオックスフォードのボタンダウンシャツです。
少し高めに設定された襟と綺麗なシルエットがブランドらしい一着ですが、やはり特筆すべきが袖のボタン。
一点だけジュラルミン素材で輝きを放つボタンがシンプルなアイテムに絶妙なアクセントを添えます。
レザージャケット
妥協のできないオヤジという人種に向けて、着心地もデザインも追求して勝負したい、とデザイナー自身が声を上げるアイテムです。
肉厚で無骨な表情と相反する繊細でなめらかな美しさを持ち合わせています。
レザーアイテムはどれも高い評価を得ているブランドを代表するアイテムですが、こちらのインナーライダースは最も有名な一作です。
インナー使いを想定したしなやかなレザー使いもさることながら、その最大の特徴は、襟の高さ。
また襟の部分に顔を覗かせるファスナーが硬質なアクセントとして機能します。
リンクルシャツ
綺麗な縦シワが入ったこちらのリンクルシャツも定番のアイテムです。
これであったりバナナチノであったりはwjkや、AZなどの他のラインでも展開されていますので良ければそちらでチェックしてみても良いかもしれません。
特にシャツはファーストアイテムとしてもオススメです。
そんなところで現在の人気ブランドのシルエットの金型となっていると言っても過言ではないブランドです。
是非また探してみてください。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/1048