CHRISTIAN DADA|美しい刺繍とパンクなエッセンス

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CHRISTIAN DADA (クリスチャンダダ) /デザイナー 森川 マサノリ

2010年、森川 マサノリ氏によって設立されたブランド「CHRISTIAN DADA (クリスチャンダダ)」。

ブランド名はキリスト教徒(“CHRISTIAN”) と破壊や否定を表すダダイズム(“DADA”)を重ねられており、少々危険性すら感じるパンクなネーミング。

それまでの既成概念を壊して新しいものを生み出す “ダダイズム” の思想に、クリスチャン・ディオールをはじめ、メゾンコードとしてもよく使われている “CHRISTIAN” の2つを合わせることで、そこにリスペクトと挑戦の意味を持たせているといいます。

参照:https://www.houyhnhnm.jp/feature/234276/2

2019AW

ブランドのコンセプトは、「アドレッセンス(思春期)性を持ったプロダクトアウト」。

服を「着る」というだけの概念にとらわれず、各個人のアイデンティティを1つの「ツール」として表現します。

毎シーズン、強いテーマ性のあるコレクションが展開され、ファッションにおける現実と非現実をモードの先進的な概念に置き換え表現する世界観が特徴的です。

参照:https://store-midwest.com/category/00030/

クリスチャンダダの美しい刺繍

2017AW

そんなクリスチャンダダの特筆すべきディテールと言えば、やはり美しい刺繍です。

デザイナーの森川氏は幼少期、刺繍点を営む祖父母と過ごす時間が長く、原風景として存在した刺繍が数々のアイテムに様々な形で入り込みます。

モチーフとしても勿論、時にはメッセージ性のあるリリックとしてもシャツやジャケットなどに大胆にあしらわれ、

きっちり縫い切られるところもあれば、ただれさすように縫いこむことで少し退廃的なエッセンスを組み込んだり、ダダを象徴するディテールとなっています。

現代のムードに対する否定の提案として、伝統芸術はとても良い位置にある要素で、中でも刺繍はダダの武器となっています。

2019AW

プリントだと少し安いイメージを持たれてしまいそうな部分も、刺繍というのはとても上品な形に仕上げてくれるという良さがあります。

男であれば誰しも少しは憧れのありそうな、特攻服のような強いイメージも、エッセンスだけは取り入れつつ良い塩梅に落とし込んでくれるので、このバランス感が刺さる方も多いかと思います。

2017AW

そんな中、個人的にも一目惚れで購入したのはこちらのHeroinニットです。

ビッグシルエットのボディーに大きく縫い込まれた「Heroin」の文字。

「Coca-Cola」を彷彿とさせる色合いに、ドラッグの文字というパンキッシュで粋なデザインにハマり、即買いしました。

刺繍ではないのですが、このルックで中に重ねているパーカーの紐の先がシールドになっていたり、随所に音感があるのもとても魅力的で、このシーズン以来毎シーズン追うようになりました。

こちらはレディースでしたが、Marshallのアンプを彷彿とさせるこのAMP BAGなどもダダから漂う音楽性を如実に表すアイテムです。

森川氏自身ミュージシャンの道を諦めて服の道に進まれたデザイナーの一人ということで、これはアイテムそのものを再定義したものですが、

ブランド全体を通して、ロック・パンクな血が流れているのも魅力の一つでしょう。

衣装としての顔

2017AW

そんなクリスチャンダダが大きく世界に知られるきっかけとなったのが、ライブ衣装でした。

特に話題となったのが、あのレディーガガとの1件。

レディーガガといえば、自分のスタイルにも強い拘りを持っているアーティストで、世界ツアーの衣装は必ずアルマーニに依頼しておりました。

それが、2011年6月のMTV AID JAPAN AWARDにおいて、ダダが衣装を手がけたことをきっかけに見初められ、2012年4月にはアルマーニ以外のブランドで初めてレディー・ガガ世界ツアーの衣装を手がけるデザイナーに選出されたのです。

また2014SSコレクションでは、ショーのフィナーレでアメリカのへヴィメタルバンド「KISS」が登場。

これが海外でも大きく報道され、2014年に株式の51%をシンガポールの企業である、ディーリーグ(D’League)に売却することになりました。

こうして潤沢な資金を得たダダは、2015SSからコレクションの場所をパリへ移しての活動となり、極めて挑戦的なブランド名でありながら、海外売上比率が高く、国内よりも海外で高く評価されるブランドとなりました。

引用:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1707/24/news023.html

また国内ですと、映画「東京喰種 トーキョーグール」の衣装を手がけたことでも話題を集めました。

取り分けこの「カネキマスク」にはダダの尖った部分が凝縮した雰囲気を感じます。

引用:https://www.fashionsnap.com/article/2017-05-22/yuzu-christiandada/

一方で、少し意外なところではゆずのライブ衣装を手掛けるなど、幅広くデザインを手掛けていらっしゃいます。

勿論その他でも様々なアーティストの衣装として使われることの多いブランドになりますので、好きなアーティストが知らず知らず着ていらっしゃる可能性も少なくないかと思います。

2019SS

こうして紹介してきましたブランド、CHRISTIAN DADA (クリスチャンダダ)。

是非また調べてみてください。

詳しいコレクションはこちら

https://www.fashion-press.net/collections/brand/3168

公式インスタグラムはこちら

https://www.instagram.com/christiandada_official/

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ABOUT管理人

結城 一

鈴蘭幼稚園卒。神戸大学経済学部卒。
市民レコード。
ゲンスルー。免罪気質。 服・音楽・アニメ。
おかげさまで月3〜4万PV程度。
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