MARC JACOBS (マークジェイコブス)
1986年、自身の名を冠してコレクションデビューしたアメリカ発のブランド、MARC JACOBS (マークジェイコブス)。
デザイナーのマークジェイコブスはニューヨークで生まれ、芸術系の大学、パーソンズに入学。
在学中からデザインの才能は秀でており、多くの賞を受賞、自作のニットをブティックに売るようなこともありました。
1997年から2014年春夏まで「LOUIS VUITTON」のアーティスティックディレクターとしてメンズ・ウィメンズのプレタポルテを担当。
バッグブランドであったヴィトンに「ファッションブランド」としての確固たる地位を確立させた張本人でもあります。
マーク自体は元々レディースブランドとして発足し、メンズラインがスタートしたのは2001年。
そのデザインは高級ブランドにふさわしく、カジュアルなアイテムも上品な表情を見せます。
ワイドなボトムとコートを同系色でまとめてモードさを出しながら可愛らしいマフラーでバランスを取ったり、色鮮やかな柄アイテムと相性の良い色をアウターの内側に差したり、
その遊び心は随所に心地良く散りばめられています。
幾つかのシーズンのルックを見ると分かりますが、色合わせでモード感を生み、全体のテイストと異なるテイストの靴で外すのはマークの常套手段です。
ミリタリーなところにサンダルを合わせたり、スーツベースのところにワークブーツを合わせたり、この絶妙なハズしのバランス感覚はとても勉強になります。
柄の入れ方も上手いですね。
人気アイテムの時計
そんなマークで有名なアイテムは時計です。
種類としてはレディース向けの方が多めではありますが、全16種類にわたる型があり、可愛らしくポップなものから無機質でクリーンなものまで幅広い提案がされるところも人気の理由でしょう。
以下文字盤の画像をまとめて紹介いたします。
左上から順に、「ベイカー」「ヘンリー」「エイミー」「ラリー」「モリー」「サリー」「ベイビーデイブ」「ドッティ」
同じく左上から順に「ヴィヴ」「ドーナツ」「ジミー」「ディロン」「ファーガス」「スローン」「ペギー」「ロック」です。
実際のサイズ感などは実物を見て確認していただきたいですが、レディース、メンズ問わず大人気です。
たしかに女性は勿論、男性が使う分にも中性的な良さがあってお洒落だと思います。
小物で言いますとリュックやトートなどの鞄や、iPhoneケースなども人気ですのでそう言ったアイテムから手を出してみるのもアリかもしれません。
MARC BY MARC JACOBS (マークバイマークジェイコブス)
ちなみに厳密に言いますと先ほどの時計もこちら物になるのですが、マークには2001年からスタートしたディフュージョンライン「MARC BY MARC JACOBS (マークバイマークジェイコブス)」があります。
こちらはファーストラインよりカジュアルで値段もリーズナブルなため、比較的手が出しやすくなっております。
「遊び心」というブランドコンセプトをそのまま体現したような大胆なカッティングや目を引くプリントが印象的です。
ただ2015年の秋冬コレクションを持ってブランドが終了し、今はファーストラインと統合されています。
こちらの服が好きだったという方もかなり多く、個人的にもブランド廃止は非常に残念です。
今はメインライン一本で少し手が出にくい状態ですが、ブランド自体は相変わらず素晴らしいので、また是非一度探してみてください。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/147