RANDY (ランディー)|芸術感溢れる独特のセンス

スポンサーリンク

RANDY (ランディー) |デザイナー 相川龍之介

文化服飾大学のショップスタイリスト科を卒業したデザイナー相川龍之介氏が、 中目黒のセレクトショップVASEで働きながら2017年にスタートしたブランド、「RANDY (ランディー)」。

相川氏は94年生まれというまさにこれからのファッションシーンを担っていく世代の若いデザイナーになりますが、コレクションはアートや建築などから着想を得て造られており、デザイン、シルエット、配色など、どれもこだわりの強いアイテムが展開されます。

上記の説明は本当に公式のリリースにも載るような内容になるのですが、個人としてもこのRANDYのデザイン性はかなり突出しているように思います。

色んな服が生まれてきている今日ですが、どう想像して生まれたのかというようなアイテムが登場します。

2020AW

具体的には、ジャケットやコートと言った一番大きいアイテムの型に当て嵌めることはできても、テーラードジャケットやカバーオール、トレンチコートやモッズコートといった更に一つ階層を深く進めようとした時に該当するところが見当たらない、そんな真新しいアイテムが提案されます。

とは言え服ですから、もちろん定番の型というものがあり、そういったアイテムも多いですが、きっと「これは」と目を見張るものが現れますので、何かを感じたなら迷わず買うのが良いかと思います。

定番アイテム

Park

2019SS

ランディの名作4スリットパンツの「Park」です。

ミニマルで綺麗なストレートシルエットですが、動きによって創られるスリットの静かな開きでフレアのような表情を見せる独自のアイテム。

落ち感をストイックに追求したパターンとスリットデザインが秀逸な一本で、目新しいセンスながら様々なスタイリングに合わせやすいアイテムとなっております。

Bend

2018AW

こちらもRANDYを代表するアイテムで、裾が美しく横に広がるシルエットが特徴的なフレアパンツの「Bend」です。

9分丈で股上が深めのため、ハイウエストでの着用も可能。(写真はモデルの着用のため、8分丈ぐらいの見え方になっております)

スタイリングの重心を気持ち少し上げることができるような不思議なボトムスのため、RANDYのものはもちろん特徴的なボリュームのあるトップスは一緒に合わせることで、より映えるのではないかと思います。

参照:https://www.acrmtsm.jp/

名作「Jyu」

こちらは定番ではないですが、フランスの画家、イヴ・クラインの作品や生活からインスパイアされた2020SSコレクション “ Klein Blue ”で登場した「Jyu」です。

アイテム的には、肉厚のポリエステル素材で製作された、上品な光沢感と前後の曲線的なデザインが特徴的な「テーラードジャケット」なのですが、

曲線のヒダを大きく作り動きのあるデザインに仕上がった後ろ側は他に類を見ません。

またシルエットについても前後で異なり前はジャケット、後ろはブルゾンのシルエットというように角度を変えて表情が変わるトリッキーな仕様となっています。

このデザインはシーズンテーマである「イヴ・クライン」が生活において柔道を学んでいたことから、道着の動きや形を連想して生まれたようなのですが、RANDYのクリエーションが存分に発揮されたアイテムかと思います。

参照:https://www.sister-web.jp

2020AW

こうして紹介してきましたブランド、RANDY。

もちろん既に名のあるセレクトショップで扱われてはいますが、いくら馴染みのセレクトショップに置いてあるからと言っても、そう簡単に手は出ない値段の中で、初見であろう方々に「これは買わなければ」と思わせる強い服力があるブランドです。

是非また実物を探してみてください。

スポンサーリンク