NuGgETS (ナゲッツ) /デザイナー 小法師隆平
小法師隆平氏が2010-11AWシーズンにスタートしたブランド、NuGgETS (ナゲッツ)。
デザイナーの小法師氏は広島出身。
ファッション専門学校卒業後セレクトショップ「ネペンテス」に入社し、販売スタッフとして6年ほどキャリアを積んできました。
今東京のファッションシーンを代表するドメブラは、大きくギャルソン出身かネペンテス出身かに分けることができますが、このナゲッツはソロイストなどと同じくネペンテス上がりのブランドです。
ブランド名のNuGgETSは、1972年に演奏家であるパティスミスグループ・ギタリストのレニーケイが選曲したコンピレーションアルバム”NUGGETS”から引用したもので、「寄せ集め」や「金塊」などの意味があります。
日常の生活に溶け込んだ衣生活にデザインの根源を見出し、「ファッショナブル」としても楽しめる製品をつくることを主題としてナゲッツのデザインはされます。
その「ファッショナブル」というのも、とにかく時流に乗って移り変わる物ではなく、様々な文化を含んだ世の中の時流や時代を象徴するものと定義されています。
ストリート感のある「変わった服」
そんなナゲッツですが、分かりやすくこのブランドの服を形容するとしたら「ストリート感のある変わった服」だと思います。
シルエット、丈感、柄、、
何かしらのポイントで、一般的なスタンダードから外れたアブノーマルな興味深い変化を付けてきます。
ロングアイテムの丈感を巧妙に散らしたテクニカルなレイヤードや上下共にビッグシルエットで決めたルックなど、独特なセンスが目を引きます。
忘れられないイメージを残しますが、意外とまとまりのあるリアルクローズであるのも堪りません。
ワイドクロップドパンツ
特にこのクロップド丈でワイドなシルエット、そして絶妙にフレアするような裾が特徴的なパンツはナゲッツらしいアイテムです。
ルックのようにドルマンスリーブのビッグニットを合わせてみても可愛いですし、ロング丈のトップスを合わせて重心をずらしてあげるのも面白いです。
ナゲッツはこういったストリート感のある変化球が特徴的ですが、個人的にそのキーとなるのはこのパンツのような気がしています。
これを軸にアイテムを合わせれば上手い具合にストリート感が足されると思います。
このモダンさが気分という方も多いのではないでしょうか?
是非また実物を手に取ってみてください。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/2183