soe (ソーイ) /デザイナー 伊藤壮一郎
2001A/Wシーズンよりデザイナーの伊藤壮一郎氏がスタートしたブランド、「soe(ソーイ)」。
伊藤氏は高校卒業後3年間ロンドンに留学し、その後帰国して青山学院大学に入学します。
叔父である『YMO』の高橋幸宏氏のツテもあって山本耀司氏と知り合い、在学中に服作りを始めます。
ブランド名の「ソーイ」には創意(創り出す意識)と、装意(装う意識)という意味が込められています
ストリートとモードの間の「リアルクローズ」をコンセプトに、どこか一つのジャンルに特定されることのない服作りがされます。
コンバースやニューバランスと言った誰もが身に着けるアイテムに抵抗があり、御自身のことを「ひねくれている」と表現されるデザイナーが、少し屈折した東京らしいデザインを生みます。
soeのスラックス
そんなsoeを代表するアイテムとして有名なのはスラックスです。
「ストリートとモードの間」という言葉にもありますように、このブランドはドレスアイテムにもストリート感が付与されています。
ジャケットでカジュアルなスタイリングを外す人は多いですが、お洒落な方こそ逆にスラックス(ボトムス)で外すのを好まれている印象があります。
そういった方々にこぞって支持されるのがこのソーイのスラックスです。
ストリートな印象を引き継ぎながらしっかりドレスアイテムとしての面構えも見せてくれる優秀なアイテムです。
丈感やシルエットも種類が豊富なため、好みの一本がきっと見つかるかと思います。
九分丈のテーパードで白ソックスをチラつかせるなんてのも今風かもしれませんが、そこも気分に合わせてご自由にお決めください。
バランスが面白いストリートテイスト
テーマはシーズン毎に変わりますが、このソーイはやはりストリートなテイストが面白いブランドです。
このルックでもある2012ssは「クラシックなベースボールスタイル」ということで、非常にスポーティーで軽快なルックが並びました。
整ったアイテムをカジュアルダウンするための提案であったり仕掛けがこれほどたくさん用意されているブランドも中々ないと思います。
周りのお洒落さんとの差のつけ方にこだわりを持つ、少し捻くれた服好きの方には魅力的なブランドのはずです。
また先ほどスラックスを取り上げて人気アイテムと紹介しましたが、このソーイはシャツ作りにも定評があり、「soe shirts(ソーイシャツ)」という特化したラインがあります。
少しのことで遊びの効いた一点突破の物も多いので、是非また調べてみてください。
「カッコいいことは分かっていても、素直にかっちりとしたアイテムに迎合したくない。」
そんな方は是非このsoeで、ストリート感をミックスさせてあげてはいかがでしょう?
zozotownなどでも取り扱いしていますが、実は意外と知られていなくて安くなっている良アイテムも多くオススメです。
また是非アイテムを見てもらいたいです。
詳しいコレクションはこちら
http://www.fashion-press.net/collections/brand/229