TOGA VIRILIS |芸術的な茶目っ気が効いたモードなメンズブランド

TOGA VIRILIS 2016ss ルック

TOGA VIRILIS (トーガ ビリリース) /デザイナー 古田泰子

デザイナーの吉田泰子氏によって1997年に創立し、2001年に会社化されたブランド、TOGA (トーガ)。

元々レディースブランドとして生まれたブランドですが、

メインコレクションの要素を日常着に落とし込んだ「トーガ プルラ(04~)」、一点もののコレクション「トーガ ピクタ(05ss~)」、リ・マスプロダクションをテーマとした「オッズ&エンズ(10~)」など、今では多くのラインを持ちます。

そして11年に生まれたメンズラインがこの「TOGA VIRILIS (トーガ ビリリース)」です。

TOGAVIRILIS 2016ss ルック

デザイナーの吉田泰子氏はギャルソン出身で、阿部千登勢氏(sacaiデザイナー)と同時期に働いていたことがあり、エスモードパリの卒業生です。

またブランド名の「TOGA」はギリシア神話に登場する聖衣から取られたものになっています。

TOGAのデザイン

TOGAのデザインは「イノセントとアンダーグラウンドの融合」という言葉で表現されます。

その表現の通り、純粋で無垢な優等生らしさと、主流から少し逸れた所で遊びを効かせるちょっとした不良っぽさ、それらが共存したデザインが特徴的です。

toga virilis_15aw

それは主にレディースのデザインの方針なのですが、メンズのデザインにもその特徴は見え隠れします。

ただメンズはレディスと違って、「私が考える男性にとって必要なワードローブである最低限のアイテムを、’50年代のクラシックスタイルをベースに提案している」とデザイナーは仰います。

TOGAVIRILIS_16aw_ルック

具体的には、ベーシックなジャケットとパンツのスーツスタイルを軸に、シャツ、コート、ブルゾン、イージーパンツといった具合にアイテム展開。

特に、デザイナー自身、かなり力を入れていると仰るテーラードのアイテムは、美しい見た目ながら骨太で50年代らしい雰囲気を持っていて非常に素敵です。

この少しヤクザな雰囲気もありながら綺麗なテイストが気分という方も多いのではないかと思います。

芸術的な遊び

2017SS

そしてトーガと言えばやはり個人的に痺れるのがこの芸術的(アーティスティック)な遊び。

例えばこのシーズンのルックで、随所に散りばめられたメタルパーツによって、何かの顔のように見えるモチーフは、トーテムポールを初めとする偶像や神話のシンボルになっています。

異素材MIXという表面的な面白さだけでなく、歴史的裏付けまで用意してくるデザインセンスは、ちょっとした話の種にもなります。

2017SS

こちらも同シーズンのルックで、腰回りが鮮やかに彩られていますが、モデルが肩から斜めがけに着用しているのが、「背負えるコーチジャケット」として話題を集めた2017ssの目玉アイテムです。

体温調節の難しい春夏で、見栄え上ライトアウターを羽織ってきたものの、日中は暑くて邪魔という時に、こちらは背中の鳩目をむしろ正面に押し出したアクセサリーとして着用できる優れものです。

スタイリングのベースは基本的にスーツスタイルでありながら、それをありふれた綺麗めで終わらせないセンスもトーガらしさと言えるかもしれません。

2016AW

パッと目を引く特徴的な柄アイテムも魅力的です。

こちらのカーディガンはドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で菅田将暉さんが着用されたアイテムですが、落ち着いたテイストのアイテムだけでなく、これぐらい訴求力の高い華やかなアイテムが展開されるということも押さえておくと良いかと思います。

まさに「イノセントとアンダーグラウンド」という方針が感じられるミックスでありながら、意外とまとまりがあるのが不思議なところですが、この一点突破の類はやはり人気がある印象を受けます。

TOGAの小物

TOGA バングル

バングル

紹介してきました通り、服も勿論素敵なのですが、トーガらしい着こなしのアクセントが欲しいという方に手っ取り早くオススメできるのは小物です。

こちらのバングルは、画像のようなメタルの物から、レザーに装飾が施された物まで、シーズン毎に色々ですが、エントリーモデルとしては相当オススメです。

画像のバングルはセットで¥40,000程度の定価だったこともあり、即完売しましたが、大体単体のモデルで¥16,000前後からリリースがあります。

バングルと言いますと、インディアンジュエリーなども選択肢に上がるのは当然ですが、独特のセンスの中に内包されたモード感がスーツなどのアイテムとの高いシナジーを生み出します。

コインケース

バングルと並んで紹介しておきたいのが、上のルックでも度々腰回りのアクセントとして登場していたコインケース。

シーズン毎にデザインを変えながら展開される定番小物になります。

ひょっとすると服は好きだけど費用対効果の低さから、意外と腰回りのお洒落は手を抜く、という方がいるかもしれません。

実際自分もその類だったのですが、これは腰回りのアイテムとしてズバ抜けた訴求力のあるアイテムです。

値段はこちらも¥15,000前後してきますが、それこそシンプルなユニクロのスラックスでも、これをベルトループに一つ掛けてあげることでデザイナーズブランドのそれに見えるほどの影響力があります。

カジュアルなスタイリングをモードにし、モードなスタイリングを外してくれる非常に使い勝手のいいアイテムです。

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こうして紹介してきましたブランド、TOGA VIRILIS。

骨太なスーツベースの上に、凝ったディテール、絶妙なモード感がモダンで面白いブランドです。

是非一度探してみてください。

詳しいコレクションはこちら

http://www.fashion-press.net/collections/brand/294

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