コムデギャルソン |常識を覆した日本で最も評価されるブランド

comme-des-garcons コムデギャルソン ルック

コムデギャルソン (COMME des GARÇONS) /デザイナー 川久保玲

1969年に川久保玲氏によってスタートしたブランド、コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)。

「ギャルソン」の愛称でお馴染みのお洒落さん御用達ブランドです。

デザイナーの川久保玲氏は山本耀司氏と同じく、慶應義塾大学を卒業されており、その後は一般企業「旭化成」に就職されています。

そこで川久保氏は繊維宣伝部に配属され、それがきっかけとなってスタイリストなどの経験を積むことになります。

三年で退職し、そこからフリーランスのスタイリストとなり、1969年にギャルソンをスタートします。

川久保玲

世界的に活躍するブランドのデザイナーは、基本的にどこかの専門学校で服飾や被服に関して学んでいる場合が多いですが、彼女の場合は一切そういった教育を受けていらっしゃいません。

「BECK」という漫画に登場する南竜介というキャラは、独学ながらも音楽への真摯な姿勢と天才的なセンスで物凄いギタリストとなっている訳ですが、彼女もまさにそんな感じかと思います。

正規の教育課程こそ踏んでいませんが、自身の考える「服の美」をどこまでも追求し発信していく姿勢で、その名声を確かなものとしてきました。

少年のように

ブランド名の「COMME des GARÇONS」には、フランス語で「少年のように」という意味があります。

デザインが少年的な幼い物なのかと言いますと、決してそういう訳ではなく、むしろ少年らしいのはそのデザインと表現に関する冒険的な姿勢です。

山本耀司氏と共に当時タブーとされていた黒を多用し、ボロボロのルックでパリを震撼させたのがその最初の布石で、それからもこれまでファッションにおいて常識とされていた既成概念を覆していきます。

よく「アンチモード」という言葉で表現されますが、単純にモードに反対するスタイルを提案するというわけではありません。

世の大勢に動じず、そして多くの模倣から逃れるようにして独自の工夫で唯一無二の存在となっていきます。

服の表面の捻り、たわみ、そしてアシンメトリーなどといった今ではありふれている手法はギャルソンが生み出してきた工夫の一つです。

そういった所で日本で最も評価されるブランドとされているのでしょう。

コムデギャルソンのラインと四人のデザイナー

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コムデギャルソンという大きな括りで紹介を進めてきましたが、ギャルソンは今では既に巨大化し、いくつものラインが存在するブランドとなっております。

(ちなみにここまでで使われているルックはメンズライン「コムデギャルソンオム」のものになります)

ブランドの創業者は川久保玲氏ですが、実は彼女以外に三人の中心となるデザイナーがいらっしゃいます。

それが渡辺淳弥、栗原たお、丸龍文人の三人です(敬称略)。

御三方はそれぞれに自身の担当するラインを持っています。

渡辺氏は「JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS」、栗原氏は「tricot COMME des GARCONS」、そして丸龍氏が「GANRYU」です。

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その三つのラインにこちらのロゴでお馴染みの「PLAY COMME des GARCONS」を押さえておけば、ブランド内のラインの基本的な区別はつくようになります。

全部で16あると言われるラインを整理して把握するのは骨が折れますが、こちらのサイトが非常に分かりやすくまとまっておりますので宜しければまたご参照ください。

コムデギャルソンのデザイン

ギャルソンオム オムプリュス

そんなギャルソンのメンズラインは現在、川久保玲氏のデザインする「コムデギャルソンオムプリュス」(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)と、渡辺淳弥さんのデザインする「コムデギャルソンオム」(COMME des GARÇONS HOMME)の二つに分けられます。

こちらのお二人はデザインに対するアプローチの仕方が異なると言われています。

川久保氏がパターンを前提とした上のデザインをする一方、渡辺氏はデザインを必要不可欠として服作りに取り組みます。

それぞれルックなどを見ながら紹介していきます。

コムデギャルソンオム(COMME des GARÇONS HOMME) 

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1978年創設、ギャルソンの紳士服の中で最も長い歴史を持ち、2004年から渡辺氏がデザインを担当されています。

流行を意識しつつも時代性を感じさせず、いつ見ても古くない、独自のスタンダードを探求しています。

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ベーシックなアイテムからチラリと顔を覗かせる柄使いなど、既成のファッションを丁寧に色付けしてあげる遊び心はまさにブランドコンセプト通りです。

しかし服だけが先走りしてしまうようなデザインではなく、着る人の持ち味が引き出される優しいデザインが特徴的です。

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「GOOD SENSE」、「GOOD QUALITY」をキーワードに、良い服を届けるラインです。

ちょっとした柄や色でさりげなくポップに日常を彩ってくれます。

コムデギャルソンオムプリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)

オムプリュス

1984年創設、川久保氏がモードの冒険を表現するメンズコレクションラインで、パリコレクションにも参加するブランドです。(愛称はプリュス)

確実に基本が押さえられているメンズ服をベースにした、非常に遊び心溢れるデザインが特徴的です。

オムプリュス ルック

「クラシックの破壊と再構築」というコンセプトの下、アヴァンギャルドでセンセーショナルな服が発信されていきます。

他の追随を許さないそのデザインはもはや芸術的です。

COMME-des-GARONS-HOMME-PLUS 2010s

何かにつけて遊び心を忘れず、手に取ることでまさに少年のようなワクワクした気持ちになれる服、コムデギャルソン。

たくさんのラインがあり、そのそれぞれでデザインは変わってきますが、画に描いたようなお洒落さがあります。

是非一度お店を訪れてみてください。

詳しいコレクションはこちら

http://www.fashion-press.net/collections/brand/22

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